XGS-PONではType B Protectionという冗長化の機能があります。
【構成】
OLTを2台用意し、2:Nの構成でONUと接続します。
OLT2台を一度スプリッタで1本に束ね、再度スプリッタでN台のONUに分岐させます。
【冗長化方式】
OLTがActive Standby方式で動作し、OLTおよびOLT~スプリッタ間の光ファイバーが冗長化されます。
設定した時点ではMACアドレスが若いほうがActiveとなります。
Active OLTがダウンした場合や光ファイバーが切れて全てのONUと通信できなくなった場合、Standby OLTがActiveとなりONUとの通信を開始します。
障害が発生しなくても、MCMSの「Force switchover」ボタンを押してActive OLTを切り替えることができます。
※Active OLTを決定するためのPriorityのような設定はありません。
【高速自動切替】
「Fast Failover」機能を有効化することで、Active OLTダウン時の高速自動切替が可能となります。
切替時の通信回復までの時間は250ms以内です。
本機能を有効化するには2台のOLTからONUまでの距離の差が100m以内である必要があります。
距離の差が100m以上ある状態でFast Failoverを有効化したい場合は、弊社サポートへお問い合わせください。
※本機能はMCMS R5.0.0以降で設定可能です。