机上の点承知しました。
資料もわかりやすく例にまとめていただいていると想像しておりますので
実際のassignポートやIPは環境に応じて適宜ご検討いただけますと幸いです。
[回答1]
可能です。
[回答2]
優先されます。
※実機にて試しにいただいたサンプルの1 1と1 2、1 3と1 4の
組で老番若番入れ替えてみましたがどちらの組も実通信は若番ルール優先でした。
[回答3]
下位ルールでヒットしてPBRされます。
※L2スイッチを挟み、L3-1,L3-2からの戻りicmpを破棄して、
監視を戻らなくすると老番に切り替わりました。切戻りも問題ありません。
また、全ルールにaction counterを追加して動作を確認してみますと、
切り替わり前後共に、意図したルール側でカウント増分しておりました。
[回答4]
こちらは、いただいたサンプル設定としては
route設定は192.168.1.0/24宛しかなく、condition dstも
192.168.1.0/24と同じ内容しかなく他に有効経路がありませんでした。
具体的にどのようにヒットしなくなるか思い浮かびませんでしたが、
宛先が192.168.1.3以外ではPBRにならないような設定に変更して
同時にDGWのECMP動作も確認できるようにして動作を確認しました。
※一応サンプルの主旨通りip routeとconditonの宛先設定はそろえております
結果、複数PBRのルールがある状態でも、マッチする通信はPBR動作、
死活監視による老番へ切り替わり・切戻りも可能でした。
また、マッチしない通信はPBR状態に関わらずDGW宛のECMP動作でした。
設定内容)
ip route 0.0.0.0/0 10.2.1.2
ip route 0.0.0.0/0 10.2.2.2
ip route 192.168.1.3/32 10.1.1.2
ip route 192.168.1.3/32 10.1.2.2
ip route 192.168.1.3/32 10.2.1.2
ip route 192.168.1.3/32 10.2.2.2
!
packet-filter2
1 assign port 1/5-6
1 1 action permit
1 1 action counter 1
1 1 action routing ipv4 10.1.1.2
1 1 condition ipv4 src ip 10.1.0.0/24
1 1 condition ipv4 dst ip 192.168.1.3/32
1 2 action permit
1 2 action counter 2
1 2 action routing ipv4 10.1.2.2
1 2 condition ipv4 src ip 10.1.0.0/24
1 2 condition ipv4 dst ip 192.168.1.3/32
1 3 action permit
1 3 action counter 3
1 3 action routing ipv4 10.2.1.2
1 3 condition ipv4 src ip 10.2.0.0/24
1 3 condition ipv4 dst ip 192.168.1.3/32
1 4 action permit
1 4 action counter 4
1 4 action routing ipv4 10.2.2.2
1 4 condition ipv4 src ip 10.2.0.0/24
1 4 condition ipv4 dst ip 192.168.1.3/32
[回答5]
詳細条件ご提示ありがとうございました。
上記ご認識の通りで合っております。
※こちらも、念のため当初設定の戻して
実機で確認しましたが上記ご指摘の動作です。
[回答6]
nexthop『以外』のとの記載については、
PBRが無い状態での本来のL3経路を指しております。
本注意書きの記載経緯からご説明させていただきますと、
action routingが動作する条件として目的の宛先に対する経路が
そもそもshow ip route cache上に載っている必要がある点を
明示するための記載となります。
そのため、もしあればといいますよりも、PBRのご利用には
action routing で指定したnexthop『以外』の目的の宛先に対する
本来のL3経路は必ずshow ip route cacheに存在する必要がございます。
また、本来のL3経路とPBRのnexthopとで重複するip route cacheが
あれば「action routing で指定したnexthop『そのもの』の経路が
show ip route cacheにある場合」という状態になりますが
この状態はPBR動作に影響しません。
[回答7]
ご認識の通りです。
[回答8]
ご認識の通り、マッチしなければそもそも問題ありません。
ただ、例えば全IPやprotocol icmpなどのcondtionで
PBRしているような場合は意識せず、うっかりマッチしてしまう
ケースがあります。実IP宛は応答可能ですが、VIPの場合ですと
マッチしてPBRされ、応答できなくなるため注意喚起となります。
[回答9]
はい。マッチするルールより若番である必要があります。
[回答10]
PBR設定自体が存在するというだけの意味ではなく、
上記の通りマッチするPBRあることが条件ですが、
マッチするGroup毎に若番ルールへの設定が必要です。
また、若番Grで入れても効果ありません。
[回答11]
特にありませんが、
condtionで目視的には想定しないまま、実際にはマッチする
といったことがないか検討漏れがないようにご注意いただけると幸いです。